浪速のナポレオンことパトやんの写真展開催中

パトリック リモン

プラザ・ギャラリー 2009年2月14日(土)ー3月15日(日)
オープニングパーティには アーティスト本人も参加します * 初日 13:00 - 18h00 *

協力 ヴァレリー・ドゥニオ (Valérie Douniaux)

不規則な風景

“不規則な風景”とは、そこに目を捉えるなんらかの要素を持った特定不可能なごくありふれた場所のイメージである。
その光景は、どこかで目にしたようでもあり非現実的なものにも思え、身近にも遠くにも感じられる。
都会周辺の彷徨の道案内は光であり、穏やかで静かな雰囲気をだし、無味乾燥にならないようにフォルムを正確に形作っている。
光は被写体の風景に命を与え、岩、水、紙、金属、プラスティックといった自然界のものであれ人間の手によって生み出されたものであれ、それを構成している要素の豊かさを発見させてくれる。

パトリック・リモンが写し出す風景は、水平線と垂直線からなるシンプルな構成で、安定感があり均衡がとれている。また斜めからの視線はイメージに活力を与え、物質的に精神的にも開放された空間を、見る人に思い描かせる。
写真の放つエネルギーは、遠ざかる土手、水のうねり、空の広がり、プラスティックの袋を舞い運ぶ風により生じられる。
捨てられたごみは、現代社会の過剰な消費に対する単なる警告にはとどまらず、何ら感情投入されずにパトリック・リモンの手で撮影されることにより、詩情をもつイメージとなり動きと命が吹き込まれる。
同じく浜辺に置き忘れられたセーターは、なぜそこにあるのか私達はそのいきさつを知るよしもなく勝手に想像するのみで、言葉を変えて言えば想像する必要もなく、ただそこに人のぬくもりを感じるのである"


Solo shows (selection)

2008年 Galeria O.N., Curator Sabina Czajkowska, Poznan, Poland.
Hospice d'Havré, Tourcoing, France.
2006年 La Générale, Paris, France.
KH15 Gallery, Berlin, Germany.
2005年 Festival Transphotographiques. Espace Pier Paolo Pasolini, Valenciennes, France.
2003年 Hitomi Bushi D'eau Gallery, Paris, France.
2002年 graf museum gallery, 【大阪】
2001年 Kobe Fashion Museum Gallery,【神戸】
1999年 ISSISギャラリー【京都】
1998年 ベルギーフランドル交流センター【大阪】

http://www.patrickrimond.com



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